199608　烏帽子岳～高天原～薬師沢～折立～有峰口

烏帽子岳～大町温泉～黒四～(アルプス越え)～室堂～一の越～雄山～室堂～立山駅～有峰口

３日目の烏帽子岳小屋をスタートして１時間後にトラブルが発生。２名が下山することになりました。
１人は大町駅から帰阪。もう1人はこの機会に大町温泉の旅館に泊まった後、初めてのアルプス越えをすることにしました。当初コースを続行した４名は、分かれた一人がアルプス越えをしているとは露と知らず、台風で倒れた大木を乗り越えるという悪路を進み、予定通りの日程で最終宿泊地の有峰口へ。

別コースを行った一人は、大町温泉で予定外の旅館宿泊。温泉にゆったりほっこり。翌朝はバスで扇沢、そこから黒部ダム、そしてケーブルやロープウェイで景色を堪能して、トロリーバスでアルプス越えして室堂へ。
室堂には観光客が一杯。みくりが池や地獄谷、そして立山三山のみごとな景色を散策しながら楽しみました。初めての、しかも予定外の室堂でしたが、マップでいくつかの宿泊施設（山小屋）があることが分かってたので、比較的大きそうな雷鳥沢ヒュッテで聞いてみると、「素泊まりならＯＫ」ということで、ここの大広間（相部屋）にザックを降ろすことにしました。
ヒュッテ内には熱い温泉もあり、一晩で数回の温泉を堪能することができました。
幸いなことに、ザックには食料(マルちゃんラーメン)もコッフェルもガスバーナーも持っていたため、立山の稜線に囲まれた盆地で、のんびり一人でのラーメン夕食です。

日が暮れると、夜空にはこれまで見たこともないほどのたくさんの星がきらきらと輝いていて、それはもう大感激でした。２０分も外に出てるとさすがに身体が冷えましたが、ヒュッテに戻って温泉に浸かって温まることもでき、これまでにない最高の登山です。
＜＜この時の感動が忘れられず、２０１０年（夫婦）、２０１１年（メンバー３人）に改めて立山に来ることになりました。＞＞

もちろん、本隊が苦労しながら予定のコースを歩いているなんて、知る由もありませんし、思いも至りませんでした。

翌朝は綺麗に晴れて、ヒュッテ前で立山の稜線から上がってくる日の出を拝みました。
折角の機会なので一の越、そして御山まで登りました。昼には室堂のバスターミナルに戻り、高原バスとケーブルカーを乗り継いで、立山駅へ。そこから電車で有峰口駅へ行き、徒歩で最終日宿泊予定の民宿に到着です。本隊の４名はまだ到着してなかったので、さきに荷解きをして彼らの到着を待ってました。

１時間程して本隊が到着。私の顔を見るなり、「えーっ、どうして？｝。さらにアルプス越えをしてきたと話すと、彼らが大変な道のりを歩いてきたこともあって、その落差に４人とも、驚きの表情を隠しませんでした。

199608 烏帽子岳～高天原～薬師沢～折立～有峰口

烏帽子岳～大町温泉～黒四～(アルプス越え)～室堂～一の越～雄山～室堂～立山駅～有峰口

199608　烏帽子岳～高天原～薬師沢～折立～有峰口