13時、ルーブルの半地階にあるショップコーナーで分散して軽食での昼食。
13時40分に美術館を後にして、例の2階建て観光バスに乗り、再びノートルダム寺院、オルセー美術館を経由して、コンコルド広場、アレキサンダー3世橋、シャンゼリゼー通り、そして凱旋門をグルーッと一回りしてシャンゼリゼ通りと反対側の通りに停車した。
凱旋門には地下道でロータリーの下を潜り抜けて凱旋門直下の入り口に行けるはずだが、その地下道の入り口は反対側のシャンゼリゼ通りにあり、そこまで戻ることになった。地下道の出口付近のチケット売り場には黒山の人だかりができていたが、私達はパスが通用するのでそのまま入場する。
凱旋門の中に入るとぐるぐると細い螺旋階段を100段近く上ることになった。くたくたになりかけたところで漸く登りきった。凱旋門の屋上は、直射日光がまぶしかったが、涼しい風が吹き流れ、気持ちよい感じでもあった。ここでエッフェル塔をバックに記念撮影。コンコルド広場まで直線に延びるシャンゼリゼ通り、反対側には新パリ都心のラデファンスのビル群、そこには凱旋門よりも高く大きな新凱旋門がドンと四角い形状で構えている。
昨日に見たレンズに収まり切れないマドレーヌ寺院が小さく屋根を見せていたが、そのさらに向こう側の小高い丘陵地帯にサクレ・クール寺院が見えていた。凱旋門を中心に四方八方に大通りがパリの市内に分岐している。その中で、ただ一つだけ、「HITACHI」の看板を飾っているビルがあり、小さい看板だったが何か異様とも思えるように目立っていた。
シャンゼリゼ通りのテラスでお茶にすることになった。これのパリ観光客の憧れの一つ、土産話の種。日陰になっている側の道路沿いのテラスにテーブルを見つける。ウェイターのおっちゃんに何度も声を掛けるが、分かっているのになかなか来ない。漸くメニューを持ってきて、あれはこれやと迷い、コーヒーやらミネラルウォーターやパフェを注文した。でもなかなか持ってこない。時間がかかる。右や左、前の道路や後ろの店内を見渡したり、写真を撮影したりして暇をつぶす。私が道路側にカメラを向けてシャッターを切ろうとすると、ウェイターのおっさんがいきなり画面に現れ、顔の両耳に両手を開いて、「ベロベロ」といった表情を見せたので、びっくりした。結構、おもろいおっさんだということが分かった。約50分の休憩。
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