12時45分頃、グラーツ駅に到着。
ウィーンから約150km、3時間程かかった。1999年に街に残る歴史的建造物全体を合せて世界遺産に登録されている。著名人としてはアーノルド・シュワルツネッガーがこの街の郊外で生まれ、指揮者のカールベームもこの街の出身者である。
1568年創設のグラーツ大学では天文学者ケプラーも教壇に立っており、以来、大学の街として発展してきた。サッカーのオシム監督は日本に来る前にグラーツのサッカーチームを率いてオーストリアリーグで優勝したことも有名。
すでに昼を過ぎているため、駅構内のマクドで食事を済ませる。BIGマックのセットで5ユーロ(850円)だから決して安くない。T氏が注文して支払おうとした隙に、後ろに並んでいたKu氏が「ミー・ツゥー」と言ってしまい、それを聞いた店員が二人分と解釈してレジに打ち込んでしまった。結果的に支払いは二人分、商品も一つのお盆にまとめられた。「やれやれ、早撃ちKuめ!」。
食事を簡単に済ませ、駅前広場に出てトリムのホームで、カンカン照りの中、城行きの列車を待つ。4つのコースのトリムがあり、数本のトリムを見やって1番コースのエッゲンベルグ行きのトリムが10分ほどしてやってきた。
チケットは列車内の販売機で購入(1.7ユーロ)して時刻の刻印も行う。10分足らずでトリムはエッゲンベルグ最寄の駅に到着した。お城への案内に沿って数100メートル歩くと城の玄関に到着。入場料が必要らしいが、そこはガイドの通訳で、私たちは日本からこの城の学芸員のC先生に約束をもらって会いにきたということで、パスすることができた。 |




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